【個人住宅導入事例】『つけておいてよかった』太陽光と暮らした10年、その先に選んだ蓄電池とPHV

約10年前、株式会社サンエーの施工でご自宅に太陽光発電システムを設置された山本浩文様。

太陽光発電を長年利用した後、約1年半前には蓄電池を導入。現在はPHV(プラグインハイブリッド車)も所有し、太陽光でつくった電気を「家で使う」だけではなく、「貯める」「車に使う」といった形へと活用の幅を広げています。

太陽光発電は、設置した直後だけでなく、5年、10年と使い続けることで暮らしにどのような変化をもたらすのでしょうか。

今回は山本様に、約10年前に太陽光発電を導入した当時のことから、実際に使い続けて感じていること、蓄電池を導入した理由、そしてこれから太陽光発電を検討する方へのアドバイスまで伺いました。


設備名:太陽光発電システム・蓄電池
設置容量:太陽光発電5.4kW+蓄電池14.9kwh
パネル枚数:計24枚

約10年前に太陽光、そして1年半前に蓄電池

山本様が太陽光発電を設置したのは、今から約10年前。

当時は現在のように「自家消費」という考え方が広く浸透していたわけではなく、発電した電気を売る「売電」が太陽光発電を導入する大きなメリットのひとつでした。

山本様も、まずは太陽光発電を設置して売電を活用し、その先に蓄電池や電気自動車といった選択肢が出てくるのではないかと考えていたといいます。

そして約10年後、その当時思い描いていた暮らしは少しずつ現実のものになっていきました。

約1年半前には蓄電池を導入し、現在はPHVも所有。

「発電する」ことから始まった山本様の暮らしは、「貯める」「自宅で使う」「車にも使う」という形へ変化しています。

「太陽光はお金持ちがやるもの」最初はそんな印象だった

――太陽光発電に対して、最初はどのような印象を持っていましたか?

最初は、「お金持ちがやるもの」というイメージでしたね。

自分から積極的に太陽光発電を付けようと思っていたわけではなかったですし、どちらかというと一部の人が導入するものという印象だったと思います。

――最初から太陽光発電に強い興味があったわけではなかったのですね。

そうですね。最初から「太陽光を付けたい」と考えていたわけではありませんでした。

ただ、いろいろ話を聞いて見積もりなどを見ていく中で、「これなら意外といけるかもしれない」「この条件なら回収できるかもしれない」と思うようになっていきました。

山本様にとって太陽光発電は、最初から購入を決めていた設備ではありませんでした。「お金持ちがやるもの」というイメージから、実際に説明を聞き、自分たちの家の場合はどうなのかを考えるところから検討が始まりました。

複数社を比較して、サンエーを選んだ理由

――太陽光発電を検討する際には、他社とも比較されましたか?

しましたね。

やっぱり比較はした方がいいと思います。いろいろな会社がありますし、中には「本当に大丈夫かな」と感じるところもありました。

ガスや電気、水道もそうですけど、生活に関わるものなので、何かあったときに対応してもらえない会社だと嫌だなという気持ちはありました。

――その中で、サンエーを選んでいただいた理由は何だったのでしょうか?

地元の会社だったというのもあります。

何かあったときに、近くの会社であれば対応してもらいやすいだろうという安心感はありましたね。

工事のときもすごく丁寧に説明してもらいましたし、現場にもきちんと立ち会ってもらいました。

分からないことや不安なことがある中で、しっかりサポートしてもらえたので、安心して進めることができました。

山本様が重視したのは、価格だけではありませんでした。

太陽光発電は長期間使用する設備だからこそ、「何かあったときにも相談できる会社かどうか」。そして担当者としっかりコミュニケーションを取れるかどうかも、会社を選ぶうえで重要なポイントだったといいます。

約10年前、まず太陽光発電を選んだ理由

――太陽光発電を導入する前に、電気代などで困っていたことはありましたか?

特別困っていたということはなかったですね。

当時は売電価格も今より高かったので、昼間に発電して、余った電気を売ることができる。

それで設備費がある程度回収できればいいかな、というくらいの考えでした。

――その当時から蓄電池のことも考えていたのでしょうか?

考えていました。

ただ、当時は「今すぐ蓄電池」というより、まずは太陽光を付けて、売電価格が高いうちに売る。

その後、何年か経って蓄電池が安くなってきたり、電気自動車が普及してきたりしたら、次を考えればいいんじゃないかと思っていました。

太陽光発電を導入して終わりではなく、

太陽光発電 → 売電 → 蓄電池 → 電気自動車

という将来の流れを、山本様は約10年前からイメージしていたのです。

実際に10年間使ってみてどうだった?

――実際に約10年間、太陽光発電を使ってみていかがですか?

本当につけておいてよかったと思っています。

今は昼間の電気は、ほぼ太陽光で賄えています。

家で電気を使って、PHVを充電していても、晴れている日はまだ余って売電していることもあります。

――PHVを充電しても余ることがあるのですね。

ありますね。

晴れていれば蓄電池も100%まで充電されますし、それでも発電した電気が余ることがあります。

昼間に自宅で使う電気を太陽光で賄えることは、やっぱり大きいです。

山本様のご自宅では屋根面積を活かして多くの太陽光パネルを設置できたこともあり、現在では日中の電力を太陽光発電でほぼ賄える生活を実現しています。

約10年前に導入した設備が、現在の電気代削減だけでなく、その後導入した蓄電池やPHVにもつながっているのです。

約1年半前、次に選んだのが「蓄電池」

――太陽光発電を設置してから約10年後、蓄電池を導入されています。きっかけは何だったのでしょうか?

もともと、いつかは蓄電池を入れたいとは思っていました。

太陽光を設置した頃から、10年くらい経ったら蓄電池や電気自動車を考える時代になるんじゃないかと思っていたんです。

実際、ある会社から蓄電池についての営業があったことがきっかけで、「そういえば蓄電池を考えていたな」と思い出しました。

ただ、その会社から購入するのではなく、まずサンエーさんに相談しました。

太陽光を設置してもらった会社ですし、設備のことも分かっていますからね。

約10年前の太陽光発電工事から続いていた関係が、蓄電池を検討するときの相談にもつながりました。

設備を長期間使っていくからこそ、「設置した後も相談できる会社がある」という安心感も、住宅設備を考えるうえでは重要なのかもしれません。

蓄電池を入れて、電気の使い方はどう変わった?-電気代月1万円削減が実現-

――蓄電池を導入してから、電気代にはどのくらい変化がありましたか?

今年が蓄電池を入れて初めて迎える夏なので、年間を通してどれくらい変わったのかはまだ分からないです。

ただ、電気の使用量や料金を見ていると、以前より月1万円ちょっと安くなっている感覚があります。

蓄電池を入れる前と比較すると、半分くらいになっている月もありますね。

――半分というのは大きいですね。どのように電気を使い分けているのでしょうか?

昼間は基本的に太陽光です。

発電した電気を家で使って、余った分を蓄電池に貯めます。

夜になったら、その蓄電池に貯めた電気を使う。

蓄電池の残量が一定まで減ったら電力会社から買いますが、夜間は安い料金プランを使っています。

車の充電も、時間を設定して安い時間帯に行うようにしています。

山本様のご自宅では、太陽光発電だけではなく、蓄電池と電気料金プラン、さらにPHVを組み合わせながら、電気を使う時間まで工夫しています。


山本様の電気の使い方

昼間
太陽光発電

自宅で使用

余った電気を蓄電池へ

さらに余れば売電

夜間
蓄電池

自宅で使用

電気料金が安い時間帯
電力会社から購入

PHVなどを充電

ただ設備を導入するだけではなく、「いつ、どの電気を使うか」まで考えることによって、太陽光と蓄電池をより有効に活用されています。この活用方法により上記にもあったような電気代の削減が可能になっています。

太陽光からPHVへ。「自分でつくった電気で走る」という発想

――PHVを購入されたことにも、太陽光発電は関係していますか?

関係していますね。

太陽光を付けた時点で、10年後くらいには蓄電池か電気自動車を使いたいと思っていました。

ガソリン価格も上がってきていましたし、将来的にはガソリンより電気で走る方がいいのではないかという考えもありました。

最初はPHVを蓄電池の代わりのように使えないかとも考えていました。

ただ、実際に太陽光を使ってみると、発電した電気を家全体でもっと有効に使いたいと思うようになって、最終的には蓄電池も導入しました。

太陽光発電を導入したことで、「電気は電力会社から買うもの」という考え方から、「自宅でもつくることができるもの」へ。

そして、その電気は住宅だけではなく、自動車を動かすエネルギーにもなります。

山本様の暮らしでは、太陽光発電がきっかけとなり、住宅と自動車のエネルギーが少しずつつながり始めています。

蓄電池は「元を取る」だけではなく、もしもの時の“保険”

――太陽光や蓄電池というと「何年で元が取れるのか」という話になりがちですが、山本様はどのように考えていますか?

今から導入する人の場合、設備価格や売電価格も違うので、必ずしも「元が取れるから付ける」というものではないと思っています。

ただ、電気代がこれから高くなったときの負担を少しでも抑えたり、停電が起きたときに電気を使えたりする。

そういう意味では「保険」と考えることもできるんじゃないかなと思います。

――山本様にとっては、停電への備えという意味も大きいのでしょうか?

ありますね。

うちには犬がいるので、特に夏場は停電したら困ります。

人間なら多少我慢できることでも、犬はそうはいきません。

そういうことを考えると、何かあったときに電気が使えるという安心感はあります。

太陽光や蓄電池の価値を、単純な「投資回収」だけで判断するのではなく、将来の電気料金上昇や災害・停電への備えも含めて考える。

山本様は、その価値を“保険”という言葉で表現しました。

特にペットと暮らす家庭にとって、停電時にも一定の電力を確保できることは、金額だけでは測ることのできない安心につながります。

環境のためだけではなく、「できることを自分たちで」

――現在、脱炭素や環境への取り組みが広がっています。太陽光や蓄電池を利用されている立場から、どのように感じていますか?

太陽光パネルをつくるときにもエネルギーは使いますし、EVも、その電気をどうやってつくっているのかという話はありますよね。

だから、何でも「環境に良い」と単純に考えるのは違うと思っています。

ただ、それでもやらないよりはやった方がいいと思います。

自給自足というほどではないですけど、「自分たちにできることは自分たちでやる」という考え方があってもいいんじゃないでしょうか。

できる環境やタイミングがあるなら、自分たちで使う電気を自分たちでつくるという選択肢も必要なんじゃないかなと思います。

太陽光発電を導入したから「環境に良いことをしている」と単純に捉えるのではなく、設備をつくるためにもエネルギーが必要であることまで考える。

そのうえで、「やらないよりはやった方がいい」「できることを自分たちでやる」と話す山本様の言葉が印象的でした。

これから太陽光を考える人へ。「まず確認してほしいこと」

――これから太陽光発電を検討する方には、どのようなことを確認してほしいですか?

まずは日照条件ですよね。

太陽光なので、きちんと日が当たるのかということは一番大切だと思います。

屋根の条件も確認した方がいいですね。

あとは今だけを見るのではなくて、近隣の状況も考えた方がいいと思います。

例えば、今は日当たりが良くても、隣に将来大きな建物が建つ可能性があるなら、それもリスクになります。

そういう周辺環境も含めて考えた方がいいと思います。

――施工会社選びについてはいかがでしょうか?

営業の方とちゃんとコミュニケーションが取れるかどうかも大事だと思います。

何かあったときに、突然連絡が取れなくなってしまうようでは困りますから。

きちんと話ができて、安心できる会社なのかというところも見た方がいいと思います。

約10年間太陽光発電を使い続けてきた山本様だからこそ、これから検討する方に伝えたいポイントは具体的です。

太陽光発電を検討する際には、

  • 日照条件
  • 屋根の形状や状態
  • 周辺環境と将来的な日陰のリスク
  • 担当者としっかりコミュニケーションが取れるか
  • 長期的に相談できる施工会社か

といった点を確認することが大切です。

――知人の方にも太陽光発電を勧めたいと思いますか?

勧めたいとは思います。

ただ、本当にケースバイケースですね。

家や屋根、日当たりなどの条件がうまく合えば、やってみる価値はあると思います。

これから電気代がもっと上がる可能性もありますし、条件が合って、これからも長くその家に住むのであれば、やるなら早めに検討してもいいんじゃないかなと思います。

「誰にでも絶対におすすめ」というのではなく、それぞれの住宅や暮らしの条件をきちんと確認したうえで判断することが大切

実際に約10年間利用してきた山本様だからこその、現実的なアドバイスでした。

編集後記

今回の山本様へのインタビューで特に印象的だったのは、太陽光発電の導入が「約10年前の一度きりの設備投資」で終わっていなかったことです。

約10年前に太陽光発電を設置し、発電した電気を使いながら余剰分を売電する。

そこから年月が経ち、約1年半前には蓄電池を導入。

そして現在ではPHVも所有し、自宅でつくった電気を住宅だけではなく、車にも活用されています。

太陽光発電

売電・自家消費

蓄電池

PHV

自宅でつくった電気を、暮らしの中でできるだけ有効に使う

約10年間という時間の中で、山本様のエネルギーとの付き合い方も変化してきました。

「つけておいてよかった」

インタビューの中で語られたこの言葉は、単純に「電気代が安くなった」という意味だけではないように感じます。

約10年前に太陽光発電を導入したことで、その後の蓄電池やPHVという選択肢につながり、現在では電気を「買うだけ」ではなく、「つくる・貯める・使う」という暮らしが実現しています。

一方で山本様は、太陽光発電について「誰にでもおすすめできる」とは話しませんでした。

日照条件、屋根の状態、周辺環境、住み続ける期間、そして施工会社との関係。

それぞれの家庭によって条件は異なるからこそ、自分たちの暮らしに本当に合っているのかを考えて判断することが重要です。

太陽光発電を検討するとき、設置した直後の電気代や売電収入だけを見るのではなく、その先の10年、20年で、自分たちはどのように電気を使っていきたいのか。

蓄電池やEV・PHVの普及が進む今だからこそ、そこまで考えて太陽光発電を検討することが、これからますます大切になっていくのではないでしょうか。

山本様、この度は貴重なお話をありがとうございました。


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