社員が辞めない会社には理由がある― 金属リサイクル企業 前田金属工業の働く環境

 

「脱炭素」と言わなくても、社会を支えている会社がある

最近、「脱炭素」という言葉を聞かない日はありません。

企業や自治体がカーボンニュートラルを目指す中で、
実はその言葉が広まるずっと前から、自然と環境に貢献している仕事があります。

それが「金属リサイクル」です。

今回インタビューさせていただいた
前田金属工業株式会社は、金属スクラップを回収・加工し、資源として再び社会へ送り出す企業です。

金属をリサイクルすることで、鉄鉱石から製造する場合と比べて
CO₂排出量を大幅に削減できると言われています。

つまりこの仕事そのものが、
循環型社会を支える重要な産業なのです。

今回は同社の代表取締役社長
前田聡一郎様にお話を伺いました。

 

金属スクラップを資源へ変える仕事

前田金属工業株式会社の主な事業は、
金属スクラップの回収と加工です。

回収した金属を

・切断
・分解
・分別

といった工程で加工し、
リサイクル可能な状態へと整えます。

その後、再資源化されることで、
新たな製品へと生まれ変わります。

金属はリサイクル率の高い資源であり、
資源循環の観点からも重要な役割を担っています。

前田金属工業株式会社 代表取締役 前田 聡一郎氏

 

太陽光発電導入は経営判断

前田金属工業では、約20年前に太陽光発電を導入していました。

しかし設備の老朽化により、
発電量の低下やメンテナンス費用の増加といった課題が出ていました。

「当時導入した設備は20年近く経っていて、
発電量もかなり落ちていました。」

そこで今回、設備更新という形で
太陽光発電を再導入の検討が開始。

回収期間やコストを検討した結果、
経営的に成立する設備投資として導入が決まりました。

開閉式屋根上に架台が組まれ、太陽光パネルが設置されている。

 

エネルギーを「見える化」する

同社では発電量や電力使用量を
社員が確認できる仕組みを導入されています。

グラフを見ることで

・どの設備が電力を消費しているか
・どの時間帯に電気を多く使っているか

が一目で分かります。

「数値を見える化すると、
社員の意識も自然と変わってきます。」

フォークリフトの充電なども、
発電量の多い時間帯を活用する工夫がされています。

フォークリフトは太陽光パネルの発電量が多い正午に充電を行うなど、無駄のない電力活用を行っている。

 

社員が長く働く会社

前田金属工業の特徴の一つが、
社員が長く働き続けていることです。

20年以上働く社員も多く在籍しています。

重機や設備を扱う現場では、
経験が安全性に直結します。

「経験を積んだ社員が多いことで、
作業の安全性も高まります。」

長期的に働ける環境が、
会社の安定にもつながっています。

ベテラン社員が多いことで、若手社員が気づかない危険予測も高い水準で行われている。

 

働く環境づくり

同社では、社員が働きやすい環境づくりにも取り組んでいます。

例えば

・7:30〜17:00の勤務体系
・しっかり休める休憩スペース
・作業環境の整備

など、日々の働き方を大切にしています。

長く働ける環境を整えることが、
結果的に会社の強さにつながっているのです。

休憩室にリクライニングシートを設置し、働く方が体を休められるよう工夫されている。

 

設備更新としての太陽光発電

今回の太陽光発電設備の更新工事は
株式会社サンエーが施工を担当しました。

老朽化した設備を更新することで

・発電効率の改善
・電力コストの削減
・エネルギー管理の見える化

が可能になりました。

太陽光発電は単なる設備ではなく、
企業のエネルギー管理の仕組みとして活用されています。

今回設置した太陽光発電システムにより、建物全体の約20%の電気代削減を実現している。

 

循環型社会を支える企業

金属スクラップのリサイクルは、
普段の生活ではあまり意識されることのない仕事です。

しかしその裏側では

・資源循環
・環境負荷低減
・産業基盤の維持

といった重要な役割が担われています。

前田金属工業株式会社は、
その現場で社会を支え続けている企業の一つです。

左から、加藤商事株式会社 課長 玉木氏(紹介者)、前田金属工業株式会社 代表取締役社長 前田氏、株式会社サンエー 石井氏(営業担当)

 

編集後記

今回の取材を通じて感じたのは、
「社会を支える企業の多くは、決して派手ではない」ということでした。

金属スクラップのリサイクルという仕事は、普段私たちの目に触れる機会は多くありません。
しかしその裏側では、資源循環という重要な役割を担っています。

そして企業を支えているのは、設備や数字だけではなく、
現場で働く人たちと、その環境を整える経営の考え方でした。

サンタイムズでは今後も、
太陽光発電を通して、こうした企業の取り組みや現場のリアルな声をお届けしていきます。

広報マーケティング部
サンタイムズ編集長 横山

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