
この度、新しくサンタイムズの編集者となった和田です。
サンエーの理念である「未来の当たり前を、いちはやく」。
この言葉を目にしたとき、私はある過去の出来事を思い出しました。
社会人3年目の「ボツ企画」
今から約8年前。
あるリアルイベントの企画会議で、私はこんな発言をしました。
『いつでもどこでも視聴できる動画サブスクを連動させてはいかがでしょうか?』
しかし返ってきたのは『技術的にハードルが高い』『“リアル”の価値を損なう』というフィードバック。その案は日の目を見ることなく立ち消えとなりました。
そしてコロナ禍を経た現在。
そのイベントは規模縮小を余儀なくされ、一方で動画配信サービスは、私たちの生活の「当たり前」になりました。
あの時もっと踏み込んでいたら…
説得力のある材料を揃えて提案していれば…
今でもふと、そんな後悔が頭をよぎります。

数年前に訪れた伊勢神宮。当時は出張でさまざまな地域に行かせてもらいました。
「当たり前」とは“選ぶ”プロセスが消えること
「当たり前」という言葉を反芻するなかで、私は一つの定義に辿り着きました。それは、「当たり前=無意識に選ばれている状態」であるということです。
たとえば建物を設計する際、「トイレを設置するかどうか」で悩む人はほぼいません。それはつまり無意識のうちに「設置するか、しないか」という選ぶプロセスを終えていることになります。
一方で太陽光発電はどうでしょうか。
一部地域では新建築物への設置が義務化されていますが、大半はまだ「導入するか、しないか」という選ぶ段階から始まり、時には選択肢にすら入っていないこともあるでしょう。
そうではなく最初から「どういう形で導入するとよいのか」「どこに依頼したらよいのか」という具体的な疑問が浮かぶ。これが太陽光発電が社会インフラの「当たり前」となった姿の一つと考えることができます。
そしてこの「無意識に選ばれる状態」をつくるのは容易ではありません。
その険しい道のりを走り抜くために必要なこと。それは精緻な準備と地道な試行錯誤で描いた未来を、誰よりも自分たちが信じ、それにワクワクし続けることだと私は考えます。
8年前の私がすぐに諦めてしまったのは、提案が実現した未来を具体的に描ききれず、ぼんやりとしか見えていなかったからかもしれません。

大学時代、実はちょっとだけ建築を学んでいました。
この場所を「ワクワク」の充電スポットに
サンタイムズではサンエーの事業に留まらず、他業種・地域社会の取り組み、かかわりのある方々のご紹介など、多様な情報を発信しています。
編集者としての私の裏テーマは、ここを「未来をたのしく考え続けるための拠りどころ」にすること。
ここで言う「たのしさ」とは、単に与えられたものを消費する「楽しさ」だけではありません。
自ら興味の種を探し、思考を巡らせ、新しい価値を創造していく能動的な「愉しさ」も含まれています。
サンタイムズの記事や動画を通じて生まれた高揚感やアイデアの欠片を、読者の皆様の未来をつくるエネルギーに変え、もしそのエネルギーが減ってきたときには充電できる場所になれるよう、情熱を持って言葉を届けていきます。
これからどうぞよろしくお願いいたします。

私のワクワク充電方法はパン作りです。