蓄電池について知りましょう!
まずは、蓄電池の概要について解説します。蓄電池の導入もしくは買い替えを検討している人や、電気自動車の蓄電機能との違いが気になっている人は、ぜひ参考にしてください。
蓄電池とは?
蓄電池とは、太陽光発電で作った電気エネルギーをためる設備のことです。
太陽光発電は、夜間や天候の悪い日には晴天の日ほどのペースでは発電ができません。そのため、発電できない時間には従来通り電力会社から電力を購入する必要があります。
また、夜間や雨の日に停電が発生した場合は電力会社からの送電が途絶えてしまうため、電気が使えなくなって生活の不便を強いられてしまうことも。蓄電池があれば、発電のできない時間や停電時でも、ためた電気エネルギーを利用して電化製品などが利用できます。節約や停電対策になるとして近年大きな注目を浴びています。
蓄電池の仕組み
蓄電池は、ソーラーパネルによって発生させた電気を、家庭内ではなく蓄電池に送ることで電気をためていきます。
なお、ソーラーパネルで発生する電気は、そのままの形では家庭やオフィスで利用できません。そのため、蓄電池にためる前にパワーコンディショナーと呼ばれる設備で電気の形を変換することもあります。
「V2H」との違い
蓄電池と混同される設備に「V2H」があります。
V2Hとは、Vehicle to Home(車から家へ)の略で、電気自動車のバッテリーを家庭やオフィスの蓄電池として利用できるように変換するものです。V2Hがない場合、電気自動車は住宅に電気を給電できません。
V2Hと蓄電池は併用できないことが多いですが、蓄電池の種類によっては併用できることもあります。蓄電池とV2Hのいずれかを導入する際は、今後2つを併用する可能性があるかどうかをよく検討しましょう。