
エルニーニョ現象とは?世界的な異常気象の警戒アラート!
エルニーニョ現象とは、赤道近くの海面水温がいつもより高くなり、それが1年程度続く現象です。
気象庁では、エルニーニョ監視海域の海面水温が平年より平均0.5℃以上高い状態が半年以上続いた場合に、エルニーニョ現象と判断します。
これにより地球全体の大気の流れが変化し、世界各地の天候に影響を与え、その結果、地域によっては大雨や深刻な干ばつなどが発生しやすくなります。
一方、同じ海域で海面水温が平年より平均0.5℃以上低い状態が半年以上続いた場合は、ラニーニャ現象と呼ばれます。
エルニーニョ現象とラニーニャ現象は、いずれも数年おきに発生する自然現象です。
海面水温が平年よりも+2.0℃以上と、非常に強い状態を、スーパーエルニーニョと呼ぶこともあります。
※スーパーエルニーニョは気象庁の正式な名称ではありません。

出典:エルニーニョ現象及びラニーニャ現象の発生期間(季節単位)/気象庁
過去最大のエルニーニョ現象は、1997年12月に観測され、監視海域の平均海面水温が基準値との差は、+3.6℃ を記録しています。
2026年6月も監視海域の海面水温の基準値との差はなんと+1.9℃。
過去の観測でも+2.0℃以上を記録した月はわずか5回しかなく、今年も非常に高い水準となっています。
エルニーニョ現象が日本の気温や農作物に与える影響
エルニーニョ現象が発生すると、日本の天候にも変化が生じ、気温や降水量の変化を通じて、私たちの暮らしにも影響を及ぼすことがあります。
ここでは、エルニーニョ現象が日本の気温や農作物に与える影響を紹介します。
①冷夏
夏は、西日本で平均気温が低くなりやすく、北・東日本でも平均より低くなる傾向があります。
そのため、エルニーニョ現象が発生した年は冷夏になりやすいとされています。
②暖冬
冬は、西日本で平均気温が高くなる傾向があり、暖冬となる場合があります。
③農作物の生育に影響を及ぼす可能性
エルニーニョ現象が発生した年は、梅雨が長引く傾向があります。
近畿地方・四国地方・奄美地方・沖縄地方では遅く、東北北部・東海地方・中国地方でも平年並か遅くなる傾向があります。
それにより、長雨や日照不足となり、農作物の生育に影響が出る可能性があります。
秋から冬にかけても続くエルニーニョ現象
2026年春から続いているとみられるエルニーニョ現象は現在も続いています。
2026年7月の太平洋の赤道付近では、中央から東側の海水温が平年より高く、西側では低くなっていました。
また、エルニーニョ監視海域の海面水温が平年より2.5℃高く、7月としては、1949年以降で1997年と並んで最も高い水準となりました。
さらに、地表面近くで暖められた大気が上層と入れ替わる対流活動が、太平洋の赤道付近や日付変更線付近で平年より活発になり、中部太平洋の赤道付近では東から西に吹く貿易風がかなり弱くなっていました。
こうした海や大気の状態は、エルニーニョ現象が強まっているときに見られる特徴です。
このため、2026年春から発生しているエルニーニョ現象はこの冬にかけても続く見込みで、その確率は100%とされています。
今後も、太平洋赤道域の中部から東部の海洋表層の暖かい海水がさらに強まり冬にかけて海面水温が上昇すると予測されています。
その水温は、これまで最も高かった1997年に匹敵する水準になるとみられています。
エルニーニョ現象がもたらす異常気象 企業の屋根は耐えられるか?

近年、猛暑や台風などの異常気象が深刻化するなか、企業には従業員や設備、事業を守るための防災対策がこれまで以上に求められています。
特に建物の屋根は、強い日差しや大雨、強風などの影響を受け続ける重要な部分です。
これからの異常気象に備えるためには、屋根の状態を確認し、適切な対策を行うことが大切です。
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