【2026年安全大会レポート】夏だけじゃない!秋も続く熱中症対策の重要性


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株式会社サンエーでは、現場の安全意識向上と労働災害防止を目的として「安全大会」を開催いたしました。
安全大会は、日頃の安全活動を振り返るとともに、協力会社の皆様と一丸となって無事故・無災害を目指すための大切な機会です。
当日は、日頃の安全活動報告や事故事例の共有、安全意識向上に向けた取り組みのほか、安全衛生協力会「S-Partner’s」の協力会費に関する収支報告も併せて実施いたしました。
ご多忙のところご参加いただきました皆様に、心より御礼申し上げます。
今回の記事では、安全大会で共有された議題の中でも特にこれからの季節まだまだ重要な「熱中症対策」についてお届けいたします。

2025年の熱中症死亡者数、建設業が最多という現実

厚生労働省の発表によると、2025年における職場での熱中症による死亡者および休業4日以上の業務上疾病者の数は1,681人となりました。
死亡者数15人のうち建設業が5人と最も多く発生しており、次いで警備業が2人となっております。データを見ても、建設業は熱中症による死亡者数が全業種の中で最も多くなっています。
数ある仕事の中でも、建設現場は最も熱中症のリスクが高い環境にあるのです
特に私たち建設現場の仕事は、厳しい暑さの中で体力を激しく消耗します。
さらに、安全のためにヘルメットや安全帯、各種保護具などを身につけて作業を行うため、どうしても服の中に熱がこもりやすくなってしまいます。
熱中症が一番怖いのは、自分は大丈夫だろうという油断です。
少しでもおかしいと思ったときには、すでに体が動かなくなっている、それが熱中症の恐ろしさです。

熱中症とは

熱中症とは体内の水分と塩分などのバランスが崩れたり、体内の調整機能が破綻したりするなどして、発症する障害の総称です。
発汗による体温調節などがうまく働かなくなり、体内に熱がこもることで様々な症状が引き起こされます。
さらに、 寝不足、二日酔い、体調不良が重なると、発症のリスクは跳ね上がります。
熱中症の初期サインは、めまい、立ちくらみ、生あくび、筋肉のこむら返りなどです。
これくらいなら大丈夫と我慢しないでください。
熱中症は我慢したからといって治るものではありません。むしろ、我慢している間に一気に症状が悪化してしまいます。
もし、周囲の仲間を見ていて熱中症が疑われる人を見かけたら、すぐにエアコンの効いている室内や風通しのよい日陰へ避難させてください。さらに衣服を緩めて体を冷やし、水分や塩分を補給させることが重要です。
室内の作業でも熱中症予防は必要不可欠です。
最高気温が40℃以上となる日を酷暑日と呼ぶことが2026年4月に決定されるなど、日本の夏は過酷さを増しています。
この過酷な暑さへの対策は世界的な標準で、2026年のサッカーワールドカップでも、選手の安全を守るために試合を一時中断して水分補給を行うハイドレーションブレイクが導入されました。
アスリートでさえ強制的な水分補給や休憩が必要なこの時代に、私たちが対策を怠ってよいはずがありません。

熱中症を現場で未然に防ぐために、次の3つの鉄則のご紹介

第一の鉄則 のどが渇く前に時間を決めて水分を補給すること

のどが渇いたと感じたとき、体はすでに脱水症状を起こし始めています。
そのため、渇きを感じる前に飲むことが重要です。
作業前、休憩時、そして作業後を目安とし、1時間ごとにコップ1杯以上の水分を規則的に補給してください。
また、汗を多くかいたときは、水だけでなく塩分の補給も絶対に忘れないでください。

第二の鉄則 休憩を絶対に我慢しないこと

キリが良いところまでやってしまおうというその数分が命取りになります。
暑い日は短時間であっても、定期的に体をしっかりと冷やす時間を設けてください。
近年、熱中症対策として非常に注目されているのがアイススラリーです。
これは細かい氷が混ざったシャーベット状の飲み物で、通常の冷たい水よりも体の内側の温度である深部体温を効率よく急速に下げることができます。
作業に入る前や休憩時間などに、こうした最新の冷却手段をうまく取り入れることは、自分の身を守るために非常に有効です。

第三の鉄則 最も重要な仲間同士の声かけ

熱中症にかかっている本人は判断力が低下しているため、自分がおかしいことに気づけません。
だからこそ周囲の目が必要です。顔色が悪い、動きが重いなどに気づいたら、遠慮なく声をかけてください。
現場で無理をせず休むよう声をかけるのは、余計なお節介ではありません。
仲間の命を救い現場の安全を守るための、プロとしての正しい判断であり、お互いの優しさです。

経験や気合いだけでは防げない!熱中症対策で命を守る

建設現場や職場での熱中症は、気合いやこれまでの経験だけでは100パーセント防ぐことはできません。
防ぐために必要なのは、基本の徹底とお互いへの目配りです。
大切なのは、個人の努力だけに頼らないことです。
現場として日陰やエアコンの効いた休憩場所をしっかり確保する、朝礼や作業前に全員で体調を確認し合う、そして仲間同士で遠慮なく声をかけ合える環境を作ること、こうした日々の積み重ねこそが熱中症を未然に防ぐ最大の武器になります。
夏が過ぎても、熱中症のリスクがなくなったわけではありません。
近年は秋口になっても厳しい暑さが続く日が多く、夏の疲れが溜まった体にはこれまで以上の注意が必要です
無理をしない、遠慮をしない、異変があればすぐに申告する、この3つを徹底して熱中症を防ぎましょう。

参考

2025年(令和7年) 職場における熱中症による死傷災害の発生状況/厚生労働省

令和7年「職場における熱中症による死傷災害の発生状況」(確定値)を公表します/厚生労働省

熱中症予防のための情報・資料サイト/厚生労働省

熱中症を防ぐためには/環境省

熱中症予防のために/厚生労働省

日本の季節平均気温/気象庁

最高気温が 40℃以上の日の名称を「酷暑日」に決定/気象庁

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