今回、当社サンエーの健康経営について、総務課(健康経営担当)の笠井係長にお話を伺いました。
堅いテーマに見えますが、話を聞いてみると中身はとてもシンプル。
“社員が心も体も健康なら、会社も、社員の家族も周りも元気になる”という考え方が、取り組みの中心にありました。
そもそも健康経営とは?会社の福利厚生づくりや、気になっている方は是非本記事をご覧ください。
社員の「心と体」が元気なら、会社のパフォーマンスも上がる
サンエーでは以前から、経営層の中で「仕事・健康・プライベート」のバランスを大切にする考え方がありました。
「心も体も健康でなければ、仕事のパフォーマンスって落ちてしまう。逆に、社員が元気なら会社全体の雰囲気もパフォーマンスも上がる。だから健康経営は“やった方がいい”というより“必要なこと”なんですよね」

以前YouTube撮影で健康経営について取り扱った際の様子
左:筆者 広報担当 右:笠井係長
今週の金曜日に動画をサンタイムズでも取り上げる予定ですので是非ご覧ください。
サンエーでは社員の椅子をバランスボールに変える施策などにも取り組んでいます。
最初は「健康経営優良法人」取得のため
「健康経営優良法人」という言葉を、最近よく耳にするようになりました。
ですが、実際にどんな制度なのか、詳しく知られていない方も多いかもしれません。
健康経営優良法人とは、
社員の健康管理を“経営的な視点”で考え、実践している企業を、
国が認定する制度です。
単に福利厚生を充実させている会社、という意味ではありません。
「社員が心身ともに健康で働けることが、結果として会社の成長や持続性につながる」
――そんな考え方を、経営の中にきちんと組み込んでいるかどうかが問われます。
「何かしら取り組みをしている“形”が必要で。以前は別の施策もあったのですが、体制的にも一人で全部やるのは大変で……」
ただし、“申請のためだけ”で終わらせないのがサンエー流。どうせやるなら、社員にとって意味がある形にしたい――。そこで候補に上がったのがウォーキングラリーでした。

現在は全社員の名刺に健康経営優良法人のロゴが掲載されています。
ウォーキングラリー採用の理由は「お金をかけずに、誰でも参加できる」
「最初から大きくお金をかけるのではなく、まずは無理なく続けられるものから。ウォーキングラリーは他社事例も多く、導入しやすかったんです」
運営側としても、基本は歩数を集計して中間発表や表彰につなげる設計。
“小さく始めて、続けながら育てる”という方針がはっきりしていました。
また、表彰を目指し各チームごとに競争意識も芽生え遊び感覚で健康意識が高まっていくことも楽しいポイントの一つです。

各チームごとに用意されている集計表。全社員が日々の歩数を記録しています。画像は筆者の記録です。

実際に記録をつける社員の様子。
「この日歩かなさ過ぎた~」など、記録をつけることによって自分の毎日を振り返ることができます。
「普段話さない人とも、自然に会話が生まれる」
ウォーキングラリーを始めてみると、思わぬ効果がありました。
「チーム制にしたことで、普段あまり関わらない部署同士でも、自然と会話が増えたんです。『今週すごいですね!』とか、『ちょっと歩けてなくて…』みたいなやりとりが増えて」
チームの編成も“うまくバラける”ように工夫。様々な部署の人間が同じチームとして混ざることで、
声掛けが生まれやすくなり、結果として社内の連携にもつながっているそうです。
子どもと散歩をしてみたり…この施策を行うことで生まれたコミュニケーションの数は数知れず。
社内だけでなく、社外にも健康の輪は広がっているようです。
健康経営=コミュニケーション。相談が「遅くなる前」に
笠井さんが繰り返し話してくれたのが、この視点です。
「健康経営って、結局はコミュニケーションだと思うんです」
「悩みが大きくなってから、カウンセラーに相談する段階だと遅いこともある。普段から言いやすい関係性ができていれば、心の健康につながるし、体の健康にもつながっていくと思います」
イベントや制度はあくまで“きっかけ”。日常の会話が増えることで、安心して働ける空気が育っていく――そんな考え方が印象的でした。
“健康”をテーマに、社内コミュニケーションを同時に育てる。サンエーの健康経営は、これからも進化していきそうです。
編集後記
健康経営というと、制度や施策が先に立ってしまいがちですが、
今回の取材で一番印象に残ったのは、「心と体の健康」を軸にしつつ、「コミュニケーション」を大切にしている点でした。
特別なことをしなくても、まずは“話すきっかけ”をつくる。ウォーキングラリーのような小さな取り組みが、部署を越えた会話を生み、会社の空気を変えていく。サンエーの健康経営は、まさにその実例だと感じます。
これからも、社員が前向きに働ける環境づくりを、できることから一歩ずつ。そんな姿勢をサンタイムズとして追いかけていきたいと思います。