
公害の対策に。太陽光発電は持続可能な未来を見据えた選択肢
業種 製造業
所在地 神奈川県
設置場所 屋根
太陽光パネル数 45枚
システム容量 18.6kW
太陽光発電を導入するまで
―司工業所様の事業について教えてください。
弊社は、昭和42年に私の祖父が設立した会社です。当時、この本社を構える横浜の地域は広大な田んぼと畑が広がる農村地帯でしたが、時代の変遷とともに次第に工場が増え始め、産業地帯へと変わっていきました。弊社は、その時代背景の中で、近隣に新たに建設される工場の門扉やフェンス、アパートの鉄骨階段などの製作を主な業務としてスタートしました。
その後、空調技術の普及に伴い、空調工事に関わる需要が急増しました。弊社もその時代の流れに乗り、空調関連の金物の製作に特化し、レストランなどの空調工事のサポートを行うようになりました。
―太陽光発電を導入したきっかけは何ですか?
当社は、溶接作業から出る熱風やほこり、塗装時の粉塵など、どうしても公害を引き起こしうる作業が生じてしまいます。環境に負荷をかけることが多い中で、少しでもSDGsに貢献できる方法を模索していました。
その結果、太陽光発電の導入が一つの手段となり、これが導入のきっかけとなりました。

株式会社司工業所 代表取締役 鈴木 修様
―太陽光発電に関しては前々から気になっていたことはありましたか?
特に強い関心があったわけではありませんでした。ただ、実際には仕事で太陽光パネルを載せる架台を作っていたので、屋上にスペースがありますし、パネルを設置するのも一つの選択肢かなとは考えたことがありました。
しかし、費用面での問題や、メンテナンスが大変そうだというイメージがあり、実際には踏み切れずにいました。例えば、ガラス面は常に磨かなければならないのだろうかといった懸念がありましたね。
そうした初期の不安や懸念点については、御社の営業担当さんとのお話を通じて次第に解消されていきました。
―営業や工事のどういったところが良かったですか?
正直なところ、御社の営業担当さんでなければ、導入を決めていなかったかもしれません。
具体的な説明内容というよりも、担当の方の雰囲気や対応が良かったです。例えば、メリットだけでなくしっかりと当社にとってのデメリットも含めて、丁寧に説明してくれた点が非常に信頼できました。
太陽光発電を導入してから
― 一番電力消費の多い機械は何ですか?
最も電力を消費するのは溶接機です。次に多いのは電灯ですね。
朝6時頃に出勤する社員が照明を点け、夕方5時から7時頃までつけっぱなしです。溶接機は、6人ほどが使用しており、作業時間の約半分近くは稼働しています。
―太陽光の導入に際して、社内でどういった話をしたかをお聞かせいただけますか?
社内では、主に補助金が利用できるタイミングについて話し合いました。
これが導入を決める大きな要因でした。補助金がなければ、回収に長い年月がかかるという見通しがあったため、7年ほどで回収できるのであれば良いと判断しました。
導入後に思ったのは、10年以上も屋上に何も置かずに放置していたことがもったいなかったということです。もっと早く設置していれば、違った結果になっていたかもしれないという考えが残りました。
―御社の業界にとって太陽光発電はおすすめだと思いますか?
この業界は、二酸化炭素の排出が多い傾向にあります。そのため、太陽光発電の導入は一つの選択肢として考えられます。
最近では、自然環境の変化についての番組で、氷河の融解などが取り上げられることも多くなっています。20年前と現在の氷河の状態を比較する映像などを見ると、環境問題への意識が高まる場面もあり、持続可能なエネルギーを採用するような取り組みは私たちのような業界には特に意義があるのではないかと感じます。

―今後の事業展開について、何かお考えでしょうか。
現在、これまでに手がけてきた事業をさらに形にする取り組みを進めています。たとえば、防災シェルターの製作に関心を持っている方々と連携し、この分野での事業展開を行っています。最近の社会情勢や、天災の状況を鑑みるとシェルターの需要が増大する可能性も十分考えられます。
そのような状況に備え、シェルター事業の拡大を視野に入れています。それこそ太陽光発電システムや蓄電池の導入は、シェルターにとっても不可欠な要素となるため、これらの技術の活用も検討していきたいですよね。
最後に
―太陽光発電を検討している方に検討する上で重要な点など一言アドバイスをお願いします。
太陽光発電の導入を考える際には、まず補助金や助成金の情報をしっかりと調べ、最大限に活用することが重要です。これらの制度を利用することで、初期コストを抑えることができ、導入のハードルが下がります。
設置スペースが確保できる場合には、ぜひ導入を検討すべきです。ただ、太陽光発電の導入は、単にコストの回収が第一の目的でなくても良いとも思います。それ以上に、「この工場は太陽光のエネルギーで稼働しているんだよ」といったような、企業として環境に対する責任を果たすという視点がこれからは重要だと思います。
株式会社司工業所:http://www.sugu-tsukasa.co.jp/

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