株式会社シーエスラボ様 工場見学に行ってみた in 群馬県館林市 ~人・地域・環境に「寄り添う」工場づくりに迫る~

先日ご縁があり、群馬県館林市に所在している株式会社シーエスラボ様の本工場にお伺いしました。

サステナビリティに対する意識が高く、「協創共栄」の考え方を大切にし、取引先や地域社会と連携しながら、品質・安全性に配慮したものづくりを推進されています。「未来のあたり前」を実践する企業の現場を学びたい。その思いから、今回株式会社シーエスラボ様を訪問しました。

株式会社シーエスラボ様について

株式会社シーエスラボ様は、2004年に設立された東京都豊島区の化粧品OEM・受託製造企業です。本社は東京都豊島区高田にあり、基礎化粧品や頭髪用化粧品、医薬部外品などの企画・開発から受託製造まで幅広く手がけています。

今回訪問したのは群馬県館林市にある、館林本工場です。頑丈な造りで、堂々とそびえたっている雰囲気があります。

化粧品づくりの要となる場所の見学

今回は同社でプロジェクトリーダーを務める林洸太様にご案内をいただきました。
素人の我々にも分かりやすい説明と魅力を感じさせる工場紹介をいただきました。

画像一番奥が林洸太様です。当社からは代表取締役・営業部長・営業担当と筆者でお伺いしました。

最初にご案内いただいたのは、化粧品製造の中核を担う溶解・乳化工程です。
丁寧な工程を重ねることで、私たちが普段使っている化粧品が形になっていく様子が印象的でした。

また、配管効率を考慮して中二階が作られている点など、細かい作りが印象的でした。

写真のとおり、工場内には大きな機械やタンクが並び、それぞれが同時に動きながら製造が進んでいきます。

この次に、製品を最終形に仕上げる包装工程を拝見しました。
こちらの現場では、女性スタッフが中心となって活躍されている点が特徴的でした。
細やかな確認作業や丁寧な手仕事が求められる工程であり、品質を守る最後の砦として重要な役割を担っていることが伝わってきます。働きやすい環境づくりと、安定した雇用創出の両立という点でも、大きな社会的意義を感じる現場でした。

地域文化を感じる会議室空間

工場内だけでなく、会議室や共用スペースも案内いただきました。
中でも印象的だったのが、群馬の「沼文化」を感じさせる設えです。

単なる機能的な空間ではなく、地域性や文化を取り入れることで、働く人の誇りや愛着を育む工夫が随所に感じられました。
ものづくりは、人と環境の両方が整ってこそ成り立つのだと実感します。

群馬の文化を感じさせる会議室。働く空間づくりにもこだわりが感じられました。

会議室には「藍」や「緋」、「雅」などの名前が付けられていました。
これらの名称は、平安時代に「衣服令(いふくりょう)」という制度があり、色によって役割等が定められていた文化に由来しています。
会議室や応接室はそれぞれ平安時代の色にちなんで設えられており、内装や雰囲気も部屋ごとに異なっていました。
空間ごとに違った表情があり、用途に応じた雰囲気づくりがなされている点が印象的でした。

ハンドクリームづくり体験で「つくる」を実感

工場見学の一環として、来場者向けに実施されているハンドクリームづくり体験を行いました。
実際に原料を混ぜ、香りや質感を確認しながら仕上げていく工程は、普段使っている化粧品がどのように生まれているのかを実感できる貴重な機会です。

来場者向けに実施されているハンドクリームづくり体験を社員でやってみました。
自分の好きな香りや成分を決めることができます。

地中熱を活用した環境配慮型の空調設備

最後に案内いただいたのは、食堂内に設置されている地中熱利用の空調設備です。
地中の安定した温度を活用することで、エネルギー消費を抑えつつ、一年を通して快適な空間を実現しています。

日常的に使う場所だからこそ、こうした環境配慮型の設備を取り入れている点に、サステナビリティを「特別なこと」ではなく「当たり前」として実践している姿勢を感じました。

食堂内に設置された地中熱利用の空調設備。環境に配慮した取り組みの一例です

地域の強みを形にする

昨今は受託製造にとどまらず、ODMや自社オリジナル製品の開発・製造にも取り組まれているようです。
中でも、本工場のある館林市の名産品である「ボイセンベリー」の栽培に関わり、それを原料とした化粧品やハンドクリームの開発・製品化・飲食等、「六次産業化」まで手がけている点が印象的でした。こうした取り組みは、地域資源を活かしながら価値を生み出す、まさに地域に根ざした「協創共栄」を体現している事例の一つだと感じました。

館林市の名産・ボイセンベリー 同社では農業実習等も行っており
社内一丸となって地域に向けた活動を行っている姿勢が伝わってきます。

編集後記

今回の工場見学を通じて強く感じたのは、SDGsやサステナビリティの取り組みが、
特別な施策としてではなく、日々の企業活動の中に自然と組み込まれているという点でした。

製造工程における品質へのこだわり、働く人の特性を活かした人員配置、
地域資源を活用した製品づくりや環境配慮型の設備導入など、
その一つひとつが「持続可能であること」を前提とした選択であり、
結果として社会や地域に価値を還元する形につながっているように感じます。

SDGsの推進は、目標を掲げることがゴールではなく、
自分たちの事業や地域とどう結びつけ、実践していくかが重要です。
今回の見学は、そうした考え方をあらためて見つめ直す、貴重な機会となりました。

私たちもまた、「未来のあたり前」をつくる企業として、
地域やパートナーとともに、持続可能な社会の実現に向けた取り組みを続けていきたいと思います。

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