発電量の仕組み
太陽光発電の1kWあたりの年間発電量は以下のように算出されます。
Esys(年)=Σ(Kh × Kpcs × Kj × Elight)
- Esys:単位容量あたりの推定年間発電量[kWh]
- Kh:補正係数
- Kpcs:パワーコンディショナ変換効率
- Kj:その他の損失係数
- Elight:各月の日射量[kWh/㎡]
補正係数【Kh】
補正係数は、日射量や気温、経年変化などによる発電量の低下を見込むための係数です。
結晶系シリコン太陽電池では、以下が一般的な参考値です。
| 1〜3月 | 0.90 |
| 4〜5月 | 0.85 |
| 6〜9月 | 0.80 |
| 10〜11月 | 0.85 |
| 12月 | 0.90 |
パワーコンディショナ変換効率【Kpcs】
太陽光パネルで発電された直流電力を交流電力に変換する効率を示す数値で、
メーカーによって異なりますが、一般的には93〜99%です。
その他の損失係数【Kj】
配線や回路での電力損失、パネルの汚れ、遮蔽物による影響などを加味します。
日射量【Elight】
地域や季節ごとの日射量は、NEDOが公開している「日射量データベース」で確認可能です。
一般的に「MONSOLA 11」のデータが使用されます。
発電量と方角・角度の関係
日本における太陽光パネルの最適条件は以下の通りです。
- 方角:南向き
- 角度:30度
これにより、年間を通して効率よく太陽光を受けることができます。
発電量と屋根の関係
屋根の形状によっても発電量は変わります。主な4タイプはこちら👇
① 切妻屋根
最も一般的な屋根で、2方向に傾斜があります。広い設置面が確保でき、発電効率も良好です。
② 片流れ屋根
一方向に傾斜した屋根で、太陽光を最大限活用しやすい構造です。
ただし、傾斜方向によって発電量が変わるため、向きの確認が大切です。
③ 寄棟屋根・方形屋根
四方向に傾斜を持つ屋根。どの方向にも太陽を受けられる反面、1面あたりが狭く、パネル数は限られます。
④ 陸屋根(平屋根)
水平な屋根のため、角度をつける架台を設置します。
その分、費用はやや高めになりますが、自由なレイアウトが可能です。
サンエーでは、屋根の形状・向き・角度を考慮し、
最も効率的な発電プランをご提案しています☀️
まとめ
太陽光発電の発電量は「屋根の角度」「方角」「日射量」「変換効率」など、
さまざまな要因で決まります。
精度の高いシミュレーションを行うことで、導入前から電気代削減効果を確認することが可能です。
サンエーでは、貴社の屋根上での発電シミュレーションを無料で実施中!
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