電気代が高くなったときの考えられる原因
電気代が高くなったと感じたときには、どのような原因が考えられるのでしょうか?ここでは、代表的な3つの原因について説明します。

電気代が値上げされた
「電気を使う量はそれほど増えていないのに電気代が高くなった」と感じる場合には、単純に電気代が値上げされたことが原因の可能性があります。
実際に電気代は2021年9月から値上げが続いています。電気単価は数円の値上げであっても、電気使用量が多い家庭や事業所にとっては月の電気代に大きな影響を受けてしまいます。
最近になって「電気代が高い」という声が増えた一番の理由が電気代の値上げだと思われます。
実際にどのくらい値上げされたのかは、各電力会社によって異なりますので、管轄する電力会社のホームページで確認してみるのもよいでしょう。
生活環境の変化
電気代は生活環境によっても大きく左右されます。もちろん、自宅で過ごす時間が多くなると、どうしても部屋の照明やテレビなどの使用機会が増えますので、電気代も高くなってしまいます。
また、世帯の人数が多ければ使用する電気も増えるため、電気代への影響も大きくなります。
「新型コロナウィルスの流行で在宅時間が増えた」、「子どもがひとり部屋を持つようになりエアコンを新設した」などの場合も、電気代が高くなる原因と考えられるでしょう。
そのほか、季節によって使用量が大きく変動するエアコンや暖房器具なども原因かもしれません。
電気の使用量が増えた
最近の電化製品は省エネ設計されているものが多いのですが、家で使う電化製品が増えれば、それだけ電気の使用量も多くなります。
特に生活環境も変わっていないにも関わらず電気代が高くなったと感じる場合には、新たに購入した電化製品や最近になって使い始めた電化製品が原因かもしれません。
本記事では、電化製品に表示されている消費電力をもとに電気代を計算する方法を後述していますので、お心当たりがあれば計算してみてください。
電気代の値上げの背景は?
電気代は全国的に値上げの傾向が続いていますが、消費者が「高くなった!」と実感できるほどの値上げが行われた背景には、どのようなものがあるのでしょうか。
ここでは、3つの要因について説明します。なお、最も大きな要因である「燃料価格の変動」は、日本のエネルギー問題や国際情勢にも起因しているため、今後、値下げが期待できるかどうかは不透明です。
燃料価格の変動
近年、電気代が高くなった最も大きな原因が燃料価格の変動です。
世界の脱炭素化の流れによって新たな資源開発の投資が停滞しました。その影響を受けて世界的に化石燃料が供給不足となっていたところに、ウクライナ情勢の緊迫化も重なり化石燃料が高騰しました。
原油、石炭、液化天然ガスともにこの2年間で、約3〜4倍もの価格に急騰しています。とりわけ石炭は史上最高値を更新するほどの高騰を見せています。
合わせて近年の円安によって、円ベースで換算した燃料価格はさらに上昇しています。
日本はエネルギー自給率がとても低い国であり、海外からの輸入に大きく依存しているため、このような国際情勢の影響を強く受けてしまっているのです。
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