省エネ・需要構造転換支援事業補助金の概要｜中小企業も対象の最新支援制度を解説
本事業は、工場や事業所などにおける「エネルギー消費効率の高い設備への更新」や「再エネ導入」を支援することを目的としています。
単なる再生可能エネルギーの促進だけでなく、エネルギー消費抑制の観点からも注目される国の施策です。
令和5年度の概算要求額は360億円。企業の脱炭素経営を後押しする大型補助金となっています。
先進事業
工場・事業場における省エネや非化石エネルギーへの転換に資する、先進的な設備導入を支援します。
- 補助率：中小企業 2/3、大企業 1/2
- 上限額：15億円または20億円
オーダーメイド事業
個別設計が必要となるオーダーメイド設備の導入を含む設備更新を支援します。
- 補助率：中小企業 1/2、大企業 1/3
- ※投資回収年数7年未満の事業は、中小企業1/3以内・大企業1/4以内
指定設備導入事業
省エネ性能の高い特定のユーティリティ設備や生産設備への更新を支援します。
- 補助率：1/3
- 上限額：1億円
エネルギー需要最適化対策事業
エネマネ事業者と共同で作成した計画に基づき、EMS制御や高効率設備導入、運用改善を行う取組を支援します。
- 補助率：中小企業 1/2、大企業 1/3
- 上限額：1億円
スケジュール
現時点（3月27日）では、経済産業省から令和5年度の「省エネルギー・需要構造転換支援事業費補助金」に関する正式発表はありません。
なお、令和4年度補正予算における同補助金は、
2023年3月27日（月）〜 2023年4月24日（月）17:00必着 で募集されました。
今年度も同時期の公募が見込まれます。
申請方法
導入予定の設備がどの補助対象区分に該当するかを整理し、
「a-先進設備・システム」「b-オーダーメイド型設備」「d-EMS機器」いずれかを選定します。
dを除くa・bについては、省エネ効果を合算して「省エネルギー効果要件」を満たすか確認し、
A（先進事業）またはB（オーダーメイド型事業）として申請します。
参考資料：
https://sii.or.jp/senshin04r/uploads/panflet_gaiyou_abd.pdf（一般社団法人 環境共創イニシアチブ）
申請が難しいと感じた場合は、補助金申請代行を行う工事会社に相談するのもおすすめです。
株式会社サンエーでは、補助金申請の代行も対応しております。
LED照明をはじめとする省エネ設備導入をご検討の際は、ぜひお気軽にお問い合わせください。
